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2.4.主な舞台物語の主な舞台となるのは、故郷を離れたレイフォンが入学する「学園都市ツェルニ」と、レイフォンの故郷である「槍殻都市グレンダン」の2つの都市。ツェルニではレイフォンが所属することになる武芸者の自衛小隊の面々を中心に、グレンダンではレイフォンの幼馴染である少女リーリンとグレンダンを統べる女王アルシェイラを中心に物語が展開する。■ 学園都市ツェルニ学園都市連盟に加盟する学園都市の1つ。6年制で、いわゆる普通の勉学を学ぶ一般教養科や武芸者を育成する武芸科を始めとした様々な学科があり、約6万人(注1)の学生が住んでいる。武芸大会や汚染獣の襲撃に対する戦力の中核となる存在として、武芸科の中でも特に優秀な生徒を集めた「小隊」が組織されているその中でも一番発言力を持った武芸長という役職もある、近年は武芸大会での敗北が続いており、レイフォンが入学した時点ではセルニウム鉱山を1つしか保有しておらず、次の武芸大会では後が無い状況であった。現在、ツェルニでは第1から第17まで計17の小隊が組織されており、定期的に「学内対抗試合」と呼ばれる武芸大会の模擬試合を行っている。本来は戦力査定を兼ねた訓練の一環であるが、武芸者の多くはプライドが高く、試合の成績が奨励金や小隊の解散にも係わることから、実際には勝敗数を競い合う激しいものとなっている。また、試合の様子は一般の生徒にも公開されており、武芸科の生徒以外にとって対抗試合は大きなイベントの1つで、小隊や小隊員のファンクラブも存在する。■ 槍殻都市グレンダンサヤを核とし、リグザリオによって作られた世界で最初の自立型移動都市。レイフォンの故郷。移動半径内に大量の汚染獣が生息しており、本来汚染獣を回避して移動する自律型移動都市としては異常なほど汚染獣との遭遇率が高い。そのような危険地帯にいるため放浪バスはほとんどやって来ず、戦争期もグレンダンと戦おうとする都市はほとんどない。他の都市からは「狂った都市」と呼ばれることもあるが、その環境のために武芸が発達しており、武芸の本場としても名高い。武芸の流派は数多あり、武芸者同士の試合も頻繁に行われている。また、「天剣授受者」と呼ばれる超絶的な実力を持った武芸者が最大で12人存在し、グレンダンの住人にとっては「グレンダンほど安全な都市はない」と言うのが共通認識となっている。ただし、汚染獣との戦闘を頻繁に繰り返しているため、都市の経済状況にあまり余裕は無い。グレンダンが戦いを絶やさぬ理由は、いずれ来るイグナシスとの戦いに備え強力な武芸者を集めるためである。その武芸者たちの婚姻をコントロールすることでアイレインの因子を収束させ、彼のコピーを作り上げることが最終目的。王制の都市で、王は代々、三王家と呼ばれる3つの王家から選ばれる。三王家とは初代グレンダン王の血を引くアルモニス家、ユートノール家、ロンスマイア家の3つで、現王を擁する家は戴冠家と呼ばれる。強大な武芸者であった初代王の血筋を絶やさないように王家の婚姻はコントロールされ、王の結婚相手は三王家のいずれかか、そうでなければ天剣授受者の中から選ばれる。前述のとおり目的はアイレインのコピーを作り上げることであり、アルシェイラ・アルモニスという能力面での完成形が誕生したことにより完成は近いと思われていたが、ヘルダー・ユートノールが一般人の女性と子供を作ったため、「茨の目」は武芸者ではないリーリンに受け継がれてしまった。王家の者はその血筋ゆえ生まれながらにしてオーロラ・フィールドへの感覚が鋭いため、狼面衆による「向う側」の戦いにも関わることができる。グレンダンは狼面衆から危険視されており、隙あらば王家の者や天剣授受者を暗殺しようと狙われている。天剣授受者 王家に実力を認められ「天剣」を授けられた武芸者。天剣とは、グレンダン王家に秘蔵されている、アイレインの肋骨を基に汚染獣と戦うためだけに造られたあらゆる点において最高の性能を誇る白金錬金鋼のこと。天剣授受者となった武芸者には、天剣とその称号を示すミドルネーム、様々な特権が与えられる。同時にグレンダンを汚染獣から守る義務を課され、他の武芸者では対処が難しい状況(主に老性体の襲撃)において出動し汚染獣を撃退する。 天剣授受者は基本的に単独での出動を命じられ、その上で汚染獣を撃退する。天剣授受者はそれほどの絶対的強者であり、ゆえに都市戦では1人しか出られない(誰が出るかはくじ引きで決められる)、それほどの実力を持つことが何よりも優先して要求される。そのため、天剣授受者は基本的に己の力を高めることに終始し、他者を教導する者はほとんどおらず、武芸者として品行方正な者は少ない。 天剣の数が12個であることから、天剣授受者は最大で12人と定められている。12人揃うことに何か意味があるようで、王家は常に強力な武芸者を迎えようとしているが、天剣に見合う実力者は滅多に現れず、12人揃うことは稀である。現在、天剣授受者は12人目であったレイフォンが追放された為、11人しかおらず、1つ空席となっている。 14巻でデルボネとティグリスが死んだ為、現在は9人になってしまった。デルボネの跡はエルスマウ(フェルマウス)が略式で引き継ぐが、正式な授受ではない。サリンバン教導傭兵団 グレンダンで組織された傭兵団。自前の放浪バスで都市を渡り歩き、都市の防衛や武芸者の教導を請け負う。相当の実力者揃いで、多くの都市でその名を知られている。各都市のコミュニケーションが希薄な中でグレンダンが武芸の本場として名高いのは、サリンバン教導傭兵団の活躍によるところが大きく、天剣授受者の知名度はほかの都市では低い。元々はグレンダン出身の武芸者を中心に構成されていたが、長年グレンダンには帰っておらず、現在は放浪中に生まれた二世や立ち寄った都市で入団した武芸者が半分以上を占める。 本来の目的は廃貴族を見つけて捕らえ、グレンダンに持ち帰ること。傭兵団としての活動は普段生計を立てるための手段に過ぎず、廃貴族を手に入れるためならほかの都市を敵に回すような手段もとり得る。グレンダンが廃貴族を求める理由は、グレンダンが汚染獣が多発する地域に居続けていることと関係があるらしい。1.文庫本11巻176ページより。
概要|
文庫本|
舞台背景|
自律型移動都市(レギオス)|
武芸者と剄|
汚染獣|
主な舞台|
そのほか、キーワード|
ストーリー構成|
登場人物|
レイフォンとリーリン|
学園都市ツェルニの人物|
槍殻都市グレンダンの人物|
グレンダン三王家|
孤児院関係者|
サリンバン教導傭兵団|
その他|
電子精霊たち|
その他の登場人物|
外伝|
メディアミックス|
ラジオドラマ|
ドラマCD|
漫画|
テレビアニメ|
既刊一覧|
外伝関連書籍|
メディアミックス関連書籍|
脚注|
関連項目|
外部リンク|
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