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『鋼殻のレギオス』は、荒廃した大地で過去のオーバーテクノロジーを頼りに生きる人類という終末SF的な背景に、精霊や魔法、怪物などのファンタジーの要素をミックスした世界が舞台となっている。舞台背景のテーマは「剣と魔法の世界」であり、これはファンタジア大賞に投稿していた頃から変わらない雨木の作風である(注1)。正確な年代は不明だが、現代から遥か未来の世界という設定で、本作よりも過去の時代の物語である『レジェンド・オブ・レギオス』の舞台が、西暦の末期からかなりの年月が過ぎた世界とされている。世界荒廃の原因はほとんどの生物を死に至らしめる謎の粒子状物質「汚染物質」の存在で、これが大気と大地に充満したことで全世界が人の住めない荒野と化した。自然界ではほぼ全ての動植物が死に絶え、ほぼ唯一、汚染された大地に適応した凶暴な巨大生物「汚染獣」のみが大量に生息している。人類は「電子精霊」と呼ばれる謎の存在が宿った移動する都市「自律型移動都市(レギオス)」に住み、その機能によって汚染物質や汚染獣といった脅威から守られている。電子精霊はその意思によって自らの都市を動かし、汚染獣を回避するように移動するが、回避し切れず都市が襲われる場合もある。また、都市には動力源となる金属「セルニウム」の鉱山の保有権を賭けてほかの都市と戦争を行う習性がある。こうした都市を存続させる上で避けられない戦いにおいて、都市を守るために戦うのが「武芸者」であり、彼らは「剄」(けい)と呼ばれるエネルギーを操る魔法のような技術を駆使し、「錬金鋼(ダイト)」と呼ばれる特殊合金の剣や銃を武器に戦う。このような生活が根付いて久しく、世界が汚染される以前の歴史がほぼ完全に忘れ去られたのが、この物語の舞台である。1.『オール・オブ・レギオス I』186ページより。
概要| 文庫本| 舞台背景| 自律型移動都市(レギオス)| 武芸者と剄| 汚染獣| 主な舞台| そのほか、キーワード| ストーリー構成| 登場人物| レイフォンとリーリン| 学園都市ツェルニの人物| 槍殻都市グレンダンの人物| グレンダン三王家| 孤児院関係者| サリンバン教導傭兵団| その他| 電子精霊たち| その他の登場人物| 外伝| メディアミックス| ラジオドラマ| ドラマCD| 漫画| テレビアニメ| 既刊一覧| 外伝関連書籍| メディアミックス関連書籍| 脚注| 関連項目| 外部リンク|
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