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4.9.その他の登場人物狼面衆   放浪バスも使わずに、様々な都市に現れては消える謎の集団。構成員は黒いコートを着込み、獣の仮面で素顔を隠す。各々が機械音声の様な声で喋り、ノコギリのような歪な刃を持った剣やカタールなどの錬金鋼を持つ。目的や素性は不明だが、普段は「オーロラ・フィールド」と呼ばれる場所に潜み、「イグナシス」と言う人物の意志の下で行動している。また、オーロラ・フィールドに潜む者たちのほかに、普通に都市に暮らす者の中にも狼面衆に取り込まれた者がおり、狼面衆が目的を果たすための手引きを行う。そうした者たちは狼面衆と同様に獣を模した仮面を持つ。その本体はフェイスマンシステムと呼ばれる仮面そのものであり、人間を媒介とすることで行動する。かつてフェイスマンと呼ばれる、人間を取り込みその顔を自在に操ることができる異民がいた。その異民はゼロ領域へと戻った際、そこに存在していた魂たちに飲み込まれ、フェイスマンが所有していた顔はその魂たちの媒介となった。そしてそれをイグナシスが利用し、操っている。ディクセリオ・マスケイン   通称「ディック」。強欲都市ヴェルゼンハイムという、すでに崩壊した都市出身の武芸者。ヴェルゼンハイムを力で支配していたマスケイン家の末子。マスケイン家にはそれぞれの存在の根とも言うべき感情が存在し、デッィクのそれは怒り。マスケイン家は亜空間増設機が受け取ったある男の願望によって生み出された存在であり、そしてその存在が過去と現代とを繋げフェイスマンシステムを現代に呼び出してしまった。そして結果としてヴェルぜンハイムは滅び増設機も持ち去られたことによりマスケイン家は消滅するはずだったが、ディクセリオ・マスケインという形を憎悪する者がいたことでディックはこの世に残った。そしてシステムに取り込まれ狼面衆の一員となるがリンテンスに一度殺されたことによって逃れ、奪われた全てを取り戻し、奪った者たちを全て叩き潰す復讐を開始する。赤髪で長身、胸に懐中時計をぶら下げている。狼面衆、ひいてはイグナシスと敵対しており、なんらかの目的を持って狼面衆同様に様々な都市を渡り歩いている。その年月は十数年に及び、歳を取らない、寝ていれば大抵の負傷は回復するなど、通常の武芸者とは異なる肉体になっている。十数年前にツェルニに在籍していことがあるらしく、歴代最高の成績で武芸科を卒業した。 ドゥリンダナとの戦いの際に開いた穴へと入り、ニルフィリアと共にゼロ領域に到達する。  対汚染獣に特化した巨大な鉄鞭を操り、雄性体を軽く倒す力の持ち主。超高速の突進と共に周囲に衝撃波を撒き散らす剄技「雷迅」を得意とする。廃貴族(故郷の電子精霊であったヴェルゼンハイム)憑依されており、一時は取り込まれてしまったものの、いまでは自らの意思でその力を発揮することができ、廃貴族の力を発現すれば天剣授受者にも匹敵する力を発揮する。更に火神の力を奪った事で炎を纏うようになる。クラウドセル・分離マザーIV・ハルペー   ドラゴンの様な外見をしている老性体の汚染獣。何度脱皮したか分からないほどの古い老性体で、高い知能を有し人間の言葉を話す。ツェルニが暴走し突入してしまった地域を縄張りとしており、そこでオーロラ・フィールドを監視・守護することが自分の役割であると語っている。その住処はなぜか汚染物質に侵されておらず、緑が生い茂り清潔な水が流れている。ニルフィリア   ツェルニの地下深くの研究所で眠りについていた少女。闇。サヤの影の訪れにより目を覚ます。アイレイン・ガーフィート   武芸者の原型。月。イグナシスを幽閉するもの。■ 短編の登場人物人物の立場に係わらず、短編での登場を主とする登場人物について記述する。本編に小登場している人物もいる。ジェイミス   ツェルニの一般教養科で服飾デザインを専攻する、シャーニッドの1年生の頃の同級生。女性言葉を話すが、れっきとした男性。フリルの付いたピンク色の可愛らしいデザインを好み、自分もフリルがついたスーツを着ている。そのようなデザインから経営している洋服店の売れ行きが芳しくないため、そちらを補うために自身がデザインした衣装を制服にした喫茶店「喫茶ミラ」を経営している。フェリが喫茶ミラでアルバイトをする短編「クール・イン・ザ・カッフェ」に登場。セリナとレウ   ニーナが住む女子寮に住んでいる女生徒。セリナは寮長を務める錬金課の4年生で、レウはニーナを1年生の頃から知っている一般教養科の3年生。「ダイアモンド・パッション」や「ア・デイ・フォウ・ユウ03」など、主にニーナがメインの短編に登場する。エーリ   ツェルニの一般教養科の2年生で、フェリのクラスメイト。長い黒髪で中々の整った顔立ちなのだが、暗い性格のためクラスではフェリ同様に変わり者と認識されている。ゴルネオに気がある。「ア・デイ・フォウ・ユウ01」で初登場し、バンアレン・デイにゴルネオに渡すお菓子を失くしてしまったことが切っ掛けでフェリの友人になる。また、オカルトマニアで、「ゴースト・イン・ゴースト」など廃施設での肝試しの短編に登場する。エド・ドロン   レイフォンのクラスメイトである一般教養科の1年生。これと言ってとりえの無い普通の一般人。「バンピー・ホット・ダッシュ」に登場し、レイフォンのファンだと言う女の子にレイフォンとの仲を取り持つ約束をしてしまう。元々レイフォンとはクラスメイトと言う以外特に接点が無かったが、これを切っ掛けにレイフォンと親しくなる。レイフォンを良い奴だと思いつつも、基本的にモテるレイフォンに対しモテない男としての嫉妬心が強い。シン・カイハーン   ツェルニの武芸科第14小隊の隊長。面倒見の良い性格で、ニーナが第14小隊に所属していた頃はよく訓練に付き合っていた。おしゃべり好きだが、戦闘が始まると途端に無口になる。剄の集束力に優れる碧玉錬金鋼の細剣を使用しており、剄を一点集中して放つ外力系衝剄「点破」を得意とする。ツェルニ入学当時のニーナの短編「アーリー・ダイアモンド」などに登場する。
概要| 文庫本| 舞台背景| 自律型移動都市(レギオス)| 武芸者と剄| 汚染獣| 主な舞台| そのほか、キーワード| ストーリー構成| 登場人物| レイフォンとリーリン| 学園都市ツェルニの人物| 槍殻都市グレンダンの人物| グレンダン三王家| 孤児院関係者| サリンバン教導傭兵団| その他| 電子精霊たち| その他の登場人物| 外伝| メディアミックス| ラジオドラマ| ドラマCD| 漫画| テレビアニメ| 既刊一覧| 外伝関連書籍| メディアミックス関連書籍| 脚注| 関連項目| 外部リンク|
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